皆さんこんにちは!
金曜日担当の津本です!
タイヤ 第4弾!!!今回はタイヤ交換の基本について!
タイヤ交換には様々な作業工程があり、一言でタイヤ交換といっても様々な交換形態があります。今回はこのタイヤ交換の詳細についてご紹介していきたいと思います!
①タイヤの履き替え
タイヤの履き替えとは、冬前にノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへ付け替えること、またその逆に冬が終わる前にスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに付け替えることなどタイヤの用途に併せて付け替えることを指す言葉です。つまり、タイヤがホイールに装着された状態のものがそれぞれ1式4本ずつ合計8本あり、4輪ともホイールごとタイヤを入れ替えることです。
②タイヤの組み換え
タイヤの組み換えとは、古いタイヤ(今ついているタイヤ)を今ついているホイールから外し、新しいタイヤ(付け替えたいタイヤ)をつけることです。溝の減少やパンクなどによって、今付いているタイヤがもう使えないという場合に、組み換えをするのが一般的です。
③タイヤのローテーション
タイヤは、同じ位置で長距離を使用していると、ハンドルの操舵力やエンジンの力の関係から前輪と後輪で溝の減り具合が変わってきたり、偏摩耗(タイヤの片方だけ溝が減ること)を起こしたりしてしまいます。これらを予防し、均等に溝が減るようにしてタイヤを長持ちさせるため、4本のタイヤを定期的に位置交換します。これをタイヤのローテーションと言います。位置交換は基本的に後ろ2本と前2本を入れ替えることが一般的です。
④タイヤの脱着
脱着とは、タイヤとホイールを車から「脱:外し」「着:付ける」することを意味します。履き替え、組み換え、ローテーションいずれの場合でも、必ず脱着作業が伴います。
⑤タイヤのバランス調整
タイヤは見た目は丸く重さも均等に見えますが、微妙に重さが偏っています。タイヤをそのままホイールに装着しただけでは、回転したときに「ブレ」が生じ、ハンドルがブレたり、偏摩耗 (タイヤの片方だけ溝が減ること) を起こすことがあります。そのため、ホイールにバランスウェイト(おもり)をつけ、偏りをなくす調整をします。これがタイヤのバランス調整になり、編摩耗も防ぎタイヤを長く使うことができます。
⑥タイヤの4輪アライメント調整
タイヤは、車体や路面に対して実は直角垂直ではなく、直進性や安定性を高めるためにわずかに角度がついています。それを決める要素にはいくつかあり、上から見て、前側が少し内側を向く「トーイン」、前から見て、路面に対するタイヤの傾きを表す「キャンバー角」、この2つが代表的です。街中で高級車が車高を下げてタイヤが斜めについている車を見たことがあると思います。これは一般的に「鬼キャン」と言われる改造です。他には、「キングピン角」、「キャスター角」があります。これらを適正な範囲内で調整することで、偏摩耗を抑えつつ、走行特性を変更したりするのがアライメント調整です。この調整を見た目で変えてしまうと車検不合格となる場合もあるので注意が必要です。
⑦バルブ交換
タイヤには、空気を入れる口であるバルブがついています。材質はゴムバルブとスチールバルブがあり、金属製の方が寿命は長く衝撃にも強いのが特徴です。時々緩みをチェックし、一般的なゴムバルブの場合は、タイヤ交換と一緒にバルブ交換をしておくのが良いでしょう。またバルブの中にムシもあるのでムシが閉まっているかの確認もしたいものです。
⑧ナット交換
ホイールを固定するためについているナットを盗難防止用や色のついたもの、貫通ナットや袋ナットといったホイールの形状によって専用のナットに交換することです。全部交換する場合はジャッキアップしてタイヤを浮かせ、ナットを交換します。ジャッキアップしないと、受け側のハブボルトが曲がってついてしまう恐れがあります。また、ホイールを装着する場合は、適正なトルクでナットを締める必要があります。このトルクが緩くても締め付けすぎてもタイヤが走行中に外れる恐れがありますので、必ず専門の整備士に依頼しましょう!ホイールナットの増し締めならだいたい無料でやってくれます。
いかがでしたでしょうか?
以上8つの項目に分けてご紹介してみました!
タイヤ交換には意外と手間がかかっています。安く済ませようとして個人でするのも危険な作業です。少し金額はかかりますが是非とも専門知識を持った整備士にご依頼することをお勧めします!
次回はタイヤ第5弾をご紹介していきたいと思います!乞うご期待を!