明けましておめでとうございます!
倉敷店の鈴木です!
コロナも比較的落ち着いてきているので、
この年末年始は帰省したりお出かけされた方も多いのではないでしょうか?
特に年末は寒波の襲来もありかなり厳しい冷え込みでしたね。
今日はそんな冷え込みが激しい際に起こりがちな車のトラブルを見ていきましょう!
1.フロントガラスの凍結
夜の冷え込みなどでフロントガラスの表面温度が0度以下になると、
大気中の水分が凍り、フロントガラスの凍結や降霜を引き起こします。
いざ車を使おうとした際にフロントガラスが凍結していると前が見えないため、
お湯をかけて溶かそうとする方がいますがこれはNGです!!
急激な温度の変化によりガラスの破損に繋がる恐れがあります。
フロントガラスを交換しようとすると十数万の費用が必要となるため、
お湯で溶かすのは避けましょう!
フロントガラスが凍結している場合はどうするべきか以下の3つがおすすめです!
○解氷スプレーを使用する
○デフロスターを使用する
○スクレーパーを使用する
デフロスターで凍結を溶かし、視界を確保するためには10分程度の暖気が必要になります。
少なからず環境へ負荷がかかってしまうこと、時間帯によってはご近所さんへの迷惑になることがあります。
できれば解氷スプレー・スクレーパーを準備しておきましょう!
また凍結を予防する方法として、以下のことが有効です!
○カバーを掛ける
○撥水スプレーを使用する
○フロントガラスの汚れを取る
これにより凍りにくくなり後々の始末が楽になるので日常的に行いましょう!
2.バッテリー上がり
JAFの出動理由の中でも最も多いのがこのバッテリー上がりです!
バッテリーは化学反応を起こすことで放電と充電を行っています。
寒くなるとバッテリー液の温度が下がり化学反応が鈍り、十分なパフォーマンスを発揮できなくなります。
これによりエンジンを始動させることができなくなってしまいます。
定期的に点検し、弱っていている場合は早めの交換をしておきましょう。
ちなみにバッテリー上がりと同様にエンジンがかからなくなるトラブルがあるのはご存知ですか?
それは「プラグかぶり」という症状です。
バッテリーが上がってしまうと、エンジンをかける際に必要となるセルモーターへ電力が供給できないため
エンジンが掛かりそうな気配を感じることができません。
しかしプラグかぶりの場合はバッテリーの電圧は十分ある状態なのでセルモーターへの電力供給はされています。
そのためエンジンが掛かりそうになります。
しかし掛かりそうな状態が続くだけでエンジンがかからないのです。
エンジンがかからない=バッテリー上がり
と思われる方も多いため、レッカーやロードサービスを手配してブースターケーブルを繋いでもらうなどされる方もいらっしゃいます。
しかしこのプラグかぶり、場合によっては自力でエンジンを掛けることが可能です!
まずはプラグかぶりとは何なのかを見ていきましょう。
まずプラグとは何なのか。
スパークプラグ(点火プラグ)といい、ガソリンを着火させるライターのような役目を担っている部品です。
ガソリンエンジンは、ガソリンと空気を混ぜた混合気が爆発することで動きます。
混合気は自分自身で発火することができません。スパークプラグが火花を飛ばし混合気を発火させエンジンを動かすのです。
プラグかぶりとはこのスパークプラグが濡れてしまい、火花を飛ばしにくくなる現象です。
エンジン始動時は力が必要なので、ガソリンが濃く送られます。
ガソリンは霧状に噴射されますが、濃い目に送られたガソリンが燃焼しきれず液体に戻ってしまい、
スパークプラグを濡らしてしまうことでこの現象が起こります。
原因としてはスパークプラグの劣化やエンジンを掛けてすぐに切るようなちょい乗りが上げられます。
スパークプラグの劣化が原因の場合は復帰が困難な場合が多いため、レッカー等で整備工場に搬入してもらい、
スパークプラグの交換をすることをおすすめします。
しかし、ちょい乗りの場合は以下の方法で復帰できる可能性があります。
1.アクセルを床までベタ踏み下した状態でエンジンをかける。
2.掛かりそうになったらベタ踏みをやめて踏んで緩めてを繰り返す。
これによりエンジンがかかる場合があります。
エンジンが掛かったらエンジンが温まるまでしばらく放置しておきましょう。
プラグかぶりの場合は通常通りの始動ではエンジンが掛かりません。
アクセルを踏みながらエンジンを掛けることで始動を促すことがコツです。
窓の開閉・オーディオからのディスクの取り出しなどで
エンジンを掛けてすぐに切ることをしてしまうとプラグかぶりを引き起こしやすくなります。
冷え込みが強くなるとプラグかぶりが起きやすいということもあります。
走行をしないのであればエンジンは掛けずにキーONの状態で電力供給のみして
窓の開閉やオーディオの起動を行うようにしましょう。
また普段からアクセルをあまり踏まない優しい運転をする方もプラグかぶりを起こしやすいです。
アクセルをしっかり踏む機会を設けることで未然に防げることもあります。
いざというときに困らないよう、日常的に予防するようにしていきましょう!